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物の物語 (3) 製造 


◇ 語り手:  Annie Leonard アニー・レオナード
◇ 日本語字幕制作者:  indiesatellite
◇ 英語字幕つきの動画を見るには こちら で「English」 を選択し、画面上端に
   並んでいるアイコンの左から3番目 「Production」 をクリックして下さい。



The Story of Stuff (3) ・・・ Production     
      物の物語 (3)
 ・・・ 製造
    (和訳: ゆうこ)

 和訳は、1行ごとの意訳になっています。
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So, next, the materials move to “production” and what happens there is we use energy
さて次に、原材料は 「製造」 のステージに移ります。そこで何が行われるかと言うと

to mix toxic chemicals in with the natural resources to make toxic contaminated products.
エネルギーを使って、天然の原材料に有毒化学物質を混ぜ、有害な製品を作るんです。

There are over 100,000 synthetic chemicals in use in commerce today.
今日、商用に使われている合成化学物質は、10万種以上にのぼります。

Only a handful of them have even been tested for health impacts
その中で、健康への影響をテストされたものは、ほんの一握りだけです。

and NONE have been tested for synergistic health impacts,
しかも、健康への相乗的影響は、全くテストされていないんです。

that means when they interact with all the other chemicals we’re exposed to every day.
相乗的影響とは、私たちの周りにあふれている他の化学物質と混ざった場合の影響のことです。

So, we don’t know the full impact on health and the environment of all these toxic chemicals.
だから、こういう有毒物質全体が健康や環境におよぼす本当の影響は、まだわかってないんです。

But we do know one thing: Toxic in, Toxic out.
でも、毒物を投入し、放出していることだけは確かです。

As long as we keep putting toxics into our industrial production systems,
私たちが工業生産システムの中に毒物を組み込んでいる限り、

we are going to keep getting toxics in the stuff that we bring
私たちは製品から毒を吸収しつづけます。その製品は

into our homes, and work places, and schools. And, duh, our bodies.
家庭や、職場や、学校に持ち込まれたものです。そして、体内にも。

Like BFRs, brominated flame retardants.
たとえばBFR (臭素化難燃剤) がそうです。

They are a chemical that make things more fireproof but they are super toxic.
それは、物を燃え難くする化学物質ですが、ものすごく有毒なんです。

They’re a neurotoxin—that means toxic to the brain. What are we even doing using a chemicals like this?
それは神経毒、つまり、脳に作用する毒です。そんな毒物を使って、いったい私たちは何をしてるんでしょう?

Yet we put them in our computers, our appliances, couches, mattresses, even some pillows.
でも、私たちはそれを、パソコンや、電化製品や、ソファや、マットレスや、枕にまで入れています。

In fact, we take our pillows, we douse them in a neurotoxin
それどころか私たちは、枕を持ってきて神経毒の中に浸し、

and then we bring them home and put our heads on them for 8 hours a night to sleep.
その枕を家に持って帰ると、頭をのせて、毎晩8時間の睡眠をとってるんです。

Now, I don’t know, but it seems to me that in this country with so much potential,
まあ、どうなんでしょうねえ…、この国は優秀な国なんだから

we could think of a better way to stop our heads from catching on fire at night.
夜中に頭が燃えるのを防ぐ方法は、もっとましなのを考えつけそうに思うんですけど。

Now these toxics build up in food chain and concentrate in our bodies.
さて、そういう毒は食物連鎖で濃縮していき、私たちの体内に蓄積します。

Do you know what is the food at the top of food chain
ご存知ですか、食物連鎖の頂点にあって、

with the highest level of many toxic contaminants? Human breast milk.
毒性汚濁物質にいちばん侵されている食物は何か? 人間の母乳なんです。

That means that we have reached a point where the smallest members of our societies—our babies
ということは、私たちの社会でいちばん小さなメンバーである赤ん坊たちは

are getting their highest lifetime dose of toxic chemicals from breastfeeding from their mothers.
母乳を飲むことによって、生涯で最も濃い有毒化学物質を取り込んでいることになります。

Is that not an incredible violation?
こんなことが許されていいんでしょうか?

Breastfeeding must be the most fundamental human act of nurturing;
母乳育児は、人間の栄養摂取行為のいちばん基本となるべきものです。

it should be sacred and safe. Now breastfeeding is still best
神聖かつ安全であるはずのものです。いえ、今でもそれは最善の方法です。

and mothers should definitely keep breastfeeding, but we should protect it. They should protect it.
母乳育児は絶対に続けるべきです。でも、それには私たちの保護が必要です。政府の保護が必要なんです。

I thought they were looking out for us. And of course,
政府はしっかり見届けてくれてると思ったのに…。そして

the people who bear the biggest of these toxic chemicals
当然のことですが、そういう有毒化学物質の最大の被害者は

are the factory workers, many of whom are women of reproductive age.
工場労働者です。その中には、妊娠可能な年齢の女性が大勢います。

They’re working with reproductive toxics, carcinogens and more.
そして生殖毒性物質や、発癌物質など、色んな毒物を扱ってるんです。

Now, I ask you, what kind of woman of reproductive age
じゃあ聞きますけど、妊娠可能な女性のうち、一体どういう人が

would work in a job exposed to reproductive toxics,
生殖毒性物質にさらされる仕事につきたいと思うでしょう?

except for a woman with no other option? And that is one of the “beauties” of this system.
ほかに生きる道がない人たちだけです。それがこのシステムの 「見事な」 ところなんですよね。

The erosion of local environments and economies here
その地域の環境や経済状態の悪化が

ensures a constant supply of people with no other option.
ほかに生きる道がない労働者の供給を確保してるんです。

Globally 200,000 people today are moving from environments
今、世界全体では、20万人の人々が

that have sustained them for generations,
先祖代々暮らしてきた環境を剥奪されて

into cities, many to live in slums, looking for work, no matter how toxic that work may be.
都会に出て行き、大部分がスラム街に住んで仕事を探しています。どんなに有害な仕事でも。

So, you see, it is not just resources that are wasted along this system,
おわかりでしょうか? このシステムで荒らされるのは資源だけじゃないんです。

but people too. Whole communities wasted.
人間も、なんです。社会全体が荒廃するんです。

Yup, toxics in, toxics out.
毒物は投入され、放出されます。

A lot of the toxics leave the factories in products,
大量の有害物質が、製品として工場を出て行きます。

but even more leave as by products, or pollution. And it’s a lot of pollution.
でもそれ以上が副産物、つまり公害として放出されます。大量の公害です。

In the U.S., our industry admits to releasing over 4 billion pounds of toxic chemicals a year
米国の産業界は、年18億キロを超える有毒化学物質を放出していることを認めています。

and it’s probably way more since that is only what they admit.
認めてるのがそれだけだから、実際はもっとずっと多いでしょう。

So that’s another limit, because, yuck,
ここにまた一つの限界があります。だってねえ、

who wants to look at and smell 4 billion pounds of toxic chemicals a year? So, what do they do?
いったい誰が、年18億キロもの有毒物質を見たり嗅いだりしたいでしょう? それでどうしたと思います?

Move the dirty factories overseas. Pollute someone else’s land!
汚い工場を海外に移したんです。公害はよその国へ、というわけですね。

But surprise, a lot of that air pollution is coming right back at us, carried by wind currents.
ところがどうでしょう。大量の大気汚染が、気流に乗って、舞い戻ってきてしまったんです。

物の物語 (4) ・・・ 物流 につづく)

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